①吉野川サンライズ大橋
令和4年3月に開通した、徳島南部自動車道徳島JCTから徳島沖洲IC間の吉野川を渡河する橋長約1.7kmの橋で、コンクリート橋では日本最長級です。
公募により決定した名称は、吉野川の最東端(河口)に架かる橋で、川に架かる橋でありながら、海からの日の出を望むことができ、徳島の新しい夜明け、飛躍・発展の期待が込められています。
②眉山
古くは万葉集にも詠まれた眉山は、どの方向から見ても「眉」の形をしていることから眉山(びざん)と呼ばれ、徳島市のシンボルとして親しまれています。
標高は290m、晴れ渡った日には、阿讃山脈、瀬戸内海、紀州の山々まで望むことができ、また、四国一ともいわれる夜景スポットとして知られています。
見通しが良ければ、コースのどの場所からでも見ることができる眉山。
ランナーをスタートからゴールまで見守ってくれる、とくしまマラソンのシンボルにもなっています。
(参考:阿波ナビ)
③吉野川大橋
スタートから約2.5km地点、市街地を抜けていよいよ四国三郎吉野川へ。
関西方面からの徳島への玄関口、鳴門へ続く吉野川大橋に出ます。
吉野川大橋は片側3車線、橋が2本、平行しており、これらをまとめて吉野川大橋と呼びます。
橋から見える壮大な吉野川の景色は、全てのランナーを開放的な気分にさせます。
(参考:徳島市HP)
④吉野川橋
吉野川沿いを走りはじめて、土手を下り吉野川のすぐ脇を走る箇所には、吉野川橋が架かっています。
吉野川橋の全長は1071m、完成は昭和3年で、眉山を背景にコンポーズブルーで塗られた17連曲弦ワーレントラス橋です。
架橋80余年を経た現在も補修しながら幹線道路として徳島のシンボルにもなっています。
架橋当時は、東洋一の橋として全国から見学者が絶えなかったそうです。
吉野川橋の前身は、豊川仲太郎が30数年間守りとおした木製の賃取橋で、彼の功績と苦労を讃えた石碑「豊川翁の碑」が建っています。
(参考:徳島県HP)
⑤吉野川橋りょう(JR高徳線)
吉野川沿いを走り、スタートから約8km、吉野川橋りょうが見えてきます。
徳島県は、日本で唯一電車が通常運転されていない都道府県です。
ときどきランナーの頭上を走る「汽車」の音を体感してみてください。
(参考:徳島県HP)
⑥高瀬橋
スタートから約18.8km、コースから吉野川を望むと高瀬橋が架かっています。
高瀬橋は吉野川に現存する8橋の潜水橋の中で、最長(522m)で最も東の河口側に位置しています。
潜水橋とは、洪水時には川の中に沈下する安価な工法で作った橋のことで、一般的には沈下橋と呼ばれますが、徳島では潜水橋と呼ばれています。
高知県四万十川の沈下橋が有名ですが、徳島県にも数多くの潜水橋が残されています。
現在でも車両通行が多く、橋の手前で向こう側から車両が来ていないか確認してから、渡り始めます。
(参考:徳島県HP)
⑦西条大橋
吉野川沿いのコース折り返し地点を過ぎた所にかかる西条大橋は平成16年に完成したアーチ橋です。
阿波市吉野町と吉野川市鴨島町を結ぶため架けられた橋で、南岸のくしを思わせる大きな白いアーチが特徴です。
元々は一条南潜水橋がありましたが、幅3.6mと狭小で車両対向が困難で、洪水時に冠水により通行止めになるなどの理由から現在の西条大橋に架け替えられました。
ハーフ地点を過ぎ、徐々にきつくなるポイントですが、もう一踏ん張り頑張りましょう!
(参考:徳島県HP)
⑧第十堰
30㎞過ぎ、コースから吉野川を見下ろすと第十堰が見えてきます。
第十堰は吉野川河口から約14km上流、石井町と上板町の間に位置する固定堰です。
吉野川を長さ1000m、幅30mの石積みでせき止めており、満潮時にはここまで海水が入ってくる汽水域となっています。
江戸時代中期に農業用水確保のために造られたもので、昭和40年代にコンクリート補強がなされ、現在に至っています。
現在でも川に敷き詰められた青石や松杭が往時を偲ばせます。30㎞を少し越えたあたりで、足の痛みも増してくる地点です。
エイドステーションの飲料や給食などで疲労回復を図りながら、ゴールを目指しましょう!
(参考:石井町HP)